こちらはどういう経緯で我が家にあるのか不明なのですが…とても素敵ですので迷いつつ、出品いたします。生地はおそらく正絹かと思いますが、桐の箱を包むような形で仕立ててあります刺繍柄の小物入れ。曾祖母や祖母の嫁入り道具に似た形のものがございますので、嫁入り道具に関係あるものでしょうか。昔からある形なのだと思いますが、詳しいことはわかりません。さほど古いものには見えませんので、こちらはアンティークというわけではなく…少なくともここ10年20年くらいの間につくられたものに見えます。こちらは落ち着いたグリーンと赤の色合わせが素敵な、錦鯉のモチーフ。面をまたいで大胆にデザインされた錦鯉や、数色がグラデーションになった金属糸で表現された水紋、飾り紐に隠れるように見える紅葉や、裏面には睡蓮も…柄は全て手刺繍の日本刺繍で、いく種類もの技法が使われています。底以外全ての面に柄があり、ずっと眺めていたくなるくらい素敵な、かなり凝ったおつくり。上にある組紐の飾り紐を金具に引っかけてとめるかたちで、飾り紐はフタに縫いつけてあります。こちらの飾り紐には先に鈴がついており、開け閉めのたびチリンと可愛らしい音が。中は桐の箱で、2段になっております。下の段は中心で半分に区切られています。こちらには赤い飾り紐のついた鏡が入っておりました。何か大切なものをしまわれたり、インテリアとして飾られてはいかがでしょうか。サイズたて11cm よこ20cm 高さ14.5cmとても綺麗な状態ですが、素人が自宅にて保管していたものです。細かいことが気になる方や不安がある方はご購入をお控えください。返品はできませんのでその点ご了承のうえご検討くださいませ。もう一点色柄違いの小物入れを出品しておりますので、よろしければ合わせてご覧ください。